こんにちは!
広島で愛されて75年、宝石・ジュエリーのWAKOです。
さて、突然ですが、皆さまはパールネックレスの「糸替え」をされたことはありますか?
パールネックレスは定期的に糸替えをすることで、常に美しく安全に着用いただけます。
そこで今回は、意外と重要なパールネックレスの糸替えについてお話させていただきます。
パールネックレスは定期的な糸替えが必要です

冠婚葬祭やフォーマルコーデの着こなしに役立つパールネックレス。
実は、パールネックレスは、ワイヤーで組まれているもの以外は定期的な糸替えが必要となります。
糸で組まれたパールネックレスは、肌になめらかに沿う美しい仕上がりが魅力です。
しかし、その美しさを保つためには、定期的な糸替えが欠かせないのです。
パールネックレスの糸替えをしないとどうなるの?
パールネックレスの糸替えをせずに何年も着用していると、どの様な不具合があるのでしょうか?
最悪の場合、「突然糸が切れる」という事故につながる可能性があります。
糸が切れてパールがバラバラになると、落下の衝撃でパールに傷が付いてしまいます。
また、ネックレスが切れた場所によっては、パールを紛失してしまう可能性も……。
このような事故を防ぐためにも、是非、パールネックレスは定期的に糸替えすることをおすすめ致します。
パールネックレスの糸が切れる原因は?
パールネックレスの糸が切れてしまう主な原因は経年劣化です。
パールネックレスは長年着用することで、パール同士をつないでいる糸が摩耗してしまいます。
近年、パールネックレスには様々な素材の糸が使われていますが、いずれの素材も、長年の着用により経年劣化がどうしても起こってしまいます。
パールネックレスの糸替えの目安は?

パールネックレスの糸替えの目安期間は、前回の糸替え(またはご購入)からおよそ3年〜5年となります。
パール同士の隙間が広くなり、そこから糸が5ミリ以上〜パール1粒分程度見えてしまっていたら、糸替えのベストタイミング。
糸替えのタイミングを逃さないためにも、パールネックレスの着用後は糸の緩みについても毎回チェックしておくと安心です。
パールネックレスの糸替えに使う糸・ワイヤーについて

パールネックレスに使われる糸の種類としては、以下の3種類があります。
・絹糸
・テトロン糸
・GPT
絹糸はいわゆる天然のシルク糸で、テトロン糸とGPTは化学繊維となります。
これらの他、ステンレスなどの金属が使われたワイヤーなどもございます。
昔ながらの「絹糸」
パールネックレスの糸として古くからある絹糸は、ミキモトパールや老舗ブランドなどで現在も伝統的に使われています。
広島和光でも、パールジュエリーの糸替えには絹糸とワイヤー(お選びいただけます)を採用しております。
絹糸で組まれたパールネックレスは伸縮性に優れており、デコルテラインの凹凸に沿って美しく着用できる点が魅力です。
しかし、絹糸は天然素材ゆえに経年劣化しやすく、3年~5年ほどで糸替えをする必要があります。
つい最近まで主流だった「テトロン糸」
伝統的に使われていた絹糸に代わり登場したのが、テトロン糸です。
テトロン糸は化学繊維を原料にしており、絹糸と比べて耐久性が向上し、切れにくい点が特徴です。
しかし、「絶対に切れない」というわけではなく、こちらも絹糸と同様に数年おきの定期的な糸替えが欠かせません。
丈夫さと美しさを兼ね備えた新素材「GPT」
テトロン糸に代わり数年前に登場したのが、新素材のGPTです。
GPTはテトロン糸とおなじ化学繊維を原料としていますが、その強度はなんとテトロン糸の約3倍!
しかし、GPTはまだ新しい素材のため、取り扱いのある店舗が限られています。
強度の高い「ワイヤー」
パールネックレスに使われるワイヤーは、工作用の針金とは異なるしなやかな質感が特徴です。
広島和光では、パールジュエリーの糸替えとして絹糸のほかワイヤーのお取り扱いもしております。
ステンレス素材のワイヤーは強度が高いため、一度糸替えをすれば5年~7年ほどご使用いただけます。
また、真珠同士が擦れて傷つかないよう、間にシリコン素材のクッションを入れてお仕立てすることが多いです。
パールネックレスの糸替えは自分でできる?

パールネックレスの糸替えを自分でやるのは、あまりおすすめできません。
じつは、糸を使ってパールネックレスを組むには、非常に高い熟練の技術が必要となります。
そのため、糸を使用した糸替えは、プロのジュエリー職人に依頼されることをおすすめします。
また、ワイヤーを使用した糸替えには、パールジュエリー専用の特別なワイヤーが必要となります。
糸とワイヤー、どちらにおいても、熟練の職人がいる専門店で糸替えを依頼されることを強くおすすめ致します。
広島でパールネックレスの糸替えならWAKOへ

今回は、パールネックレスの糸替えについてご紹介させていただきました!
創業75周年を迎えた広島和光(WAKO WORKSHOP)では、ネックレスなどパールジュエリーの糸替えを承っております。
ジュエリー加工の国家資格である宝石技能士資格を持つ職人が、お客様の大切なパールネックレスの糸替えをはじめとする修理・修繕を担当いたします。
広島でジュエリーの修理・修繕でお困りでしたら、是非一度、広島和光にご相談ください!
皆様 はじめまして
この度加工室のメンバーに加わりました。
梅敷(ばいしき)です。
今回の日誌では、私の自己紹介をさせていただきます。
広島市立大学 芸術学部 デザイン工芸学科 金属造形分野を卒業し、横浜のジュエリー会社で3年程ジュエリー制作と時計加工に携わっていました。
– 学生時代の経験 –
私が通っていた広島市立大学の金属造形分野は、金属に関して彫金、鋳金、鍛金と幅広く学ぶことのできる大学です。
私は主に彫金の技術を使って動植物の模様や配色に宝石、造形に貴金属を用いた芸術作品を製作していました。
その中でも、魚の顔の造形はを鍛金技法を用いて作る、ワックスを用いてカメレオンを造形するなど彫金以外の技法も織り交ぜながら制作していました。
このような自分で0から作る経験から、幅広く学ぶことのできる環境ならではの作りを知ることができ、作品に想いをのせる楽しさを学んでいったなと感じています。


↑4年次卒業作品

↑3年次作品
– 卒業後 –
そして、卒業後は横浜のジュエリー会社で制作職として勤務し、ジュエリー制作に携わっていました。
最初の1年半はジュエリーの地金加工に携わり、磨きや手打ち刻印、石留、メッキ等、多くのことを学びました。
実際のプロの加工はこんなにも違うのかと衝撃を受けたことを鮮明に覚えています。
最初は何がダメなのか、目がついていかないのです。徐々に加工を重ねるにつれて、先輩方が言っていたスやヨレが見え、加工に生かすことができるようになりました。
目を養わせてくれた環境にとても感謝しています。
その後、時計の部署で時計の組み立てや、外装加工に携わりました。
針入れや、小さいネジを入れたり、ジュエリーとはまた違った細かさがある部署でした。
時計は機能面がとても大事なので、すべて数値で管理されています。その特性上、機械加工が多い環境でした。
今までと違う環境ということもあり、とてもわくわくすることの連続でした。
時計旋盤という小さい物を加工できる機械に惹かれて、自宅用にと購入までしてしまったぐらいです。
同じ会社ではありますが、また違った金属加工の魅力を知るとても良い機会になりました。
長くなってしまいましたが、この後に主人の転職があり、広島でジュエリー加工の職を探していた際に、和光とのご縁をいただきました。
ジュエリー制作の職種というところは同じですが、幅広い加工技術が必要な環境なので、たくさんのことを教わりながら日々奮闘しています。
これからもより知識や技術を深め、様々なご相談に対応できるよう精進していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
10月に入り朝晩肌寒く、めっきり秋らしくなりました。
本当に早いもので本日10月10日、当工房併設しております、WAKOBRIDALが丸14周年を迎えました。これもひとえに皆様にご愛顧いただいた賜物でございます。
WORKSHOPもリニューアルし、もうすぐ2年経とうとしております。ジュエリーのリフォームや修理で気軽に入っていただける工房を目指しております。
これからもスタッフ一同、より精進して参りますのでどうぞよろしくお願いいたします。

2009年10月10日オープン当日のWAKO BRIDAL
こんにちは。
少しづつ春の足音が聞こえてきました。

本日は、着けている間についてしまった傷を磨きによって、
鏡のようにピカピカに新品仕上げいたしました。

WAKO WORKSHOP、WAKO BRIDAL、WAKO本通店、WAKOアクア広島センター店の4店舗でご購入いただいた商品に関しましては、
アフターメンテナンスとして、このような新品仕上げが何度でも!無料で承っております。
2.3か月に一度の頻度でお越し下さる方や、数年に一度県外から来て下さる方など様々です!
ご予約も必要なく、石留の施されているデザインのジュエリーに関しましても、
私たち職人が点検いたしますので、より長くお持ちいただけます!
お客様とは、末永くお付き合いいただけますよう、ご購入後でも商品に関するご相談や、アフターメンテナンスを承っておりますので、
皆様のご来店を心よりお待ちしております!!
菊井一夫先生との再会
前回お話しした、私がこの道を目指すきっかけとなった先生との再会した日のことを
お話しさせていただきます。

6月に和光の催事で”菊井一夫展”が行われました。
先生にお会いするのは約15年ぶり…緊張でその時を待ちました。
実際に先生が接客されている様子を見させていただき、そばでお話を伺う私もその作品の魅力をより強く感じ、ひとつひとつの作品への思い入れがとてもあり、作品に自信を持たれていると思いました。
あらためてジュエリーの世界の魅力を知ったことと、私も将来は先生のように作品を皆さんに見てもらえるようになりたいと感じました。
近々兵庫県のアトリエへ、見学もかねて招待いただきました!!
優しくてユーモア溢れる先生にとても嬉しく、感激いたしました。
菊井先生によるレクチャー
そしてなんと!実際に加工作業まで見せていただけたのです!
幼い頃からの夢がひとつ叶ったような…そんな一日でした。

夜は奥様と私、上司と共に食事に行きました。お話しもとても楽しく、これまでの先生の職人への道のりなどをお聞かせていただきました。
才能は勿論のこと、努力、様々な人とのご縁も大切だと感じました。
ジュエリーの世界は本当に奥が深い…
ますます頑張って行きたいです!!
それではまた次回(=゚ω゚)ノ

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WAKO WORKSHOP
住所:〒730-0035 広島県広島市中区 本通5-11
TEL:082-545-5566 FAX:082-544-6667
営業時間:10:30~19:30(水曜定休)
2023年2月
皆さまこんにちは。WAKO WORKSHOP中村です。
一月は行く、二月は逃げる、三月は去るとも言いますが本当に早いですね。
二月もあっという間に終わろうとしています。
私も昨年四月に入社しすでに十か月…駆け抜けました
社会人一年生ですので覚えること、学ぶことがたくさん!!
毎日が勉強ですね
私がなぜジュエリー職人を目指したのか
…今回はそんなお話をさせていただきます!

幼少時代にジュエリーの美しさを知る
それは私が幼い頃の話
ジュエリー好きの父に連れられ神戸の宝飾品展示会へ行きました。
きらびやかな宝石、おしゃれに細工された宝飾品の数々...
まだまだ小さな私もその美しさに心奪われてしまいました
特に印象的だったのがある作家さんのコーナー。
小さな頃から絵を描いたり物を作る事が好きだった私にとても衝撃的だったのです
思わず見入った小さな私。その作家先生が直々に作品への思いなどお話し下さったのです。
その出会いが私の人生を大きく変えたと言っても過言ではありません
ジュエリー職人・デザイナーの道へ
その後ジュエリーの学校に通い、ジュエリーデザイン、そしてジュエリー制作まで学びました。
在学中には国家資格の二級貴金属装身具制作技能士を取得、学校を代表し技能五輪にも出場しました。
この仕事につき、夢は無限大だと感じております!
まだまだ勉強をしながら色んな事に取り組んで行きたいです!
広島でジュエリー職人・デザイナー修行

ジュエリーの道に進むきっかけとなった先生との出会いが・・・
夢と言えば近々、私のバイブルとなったその先生の作品展がまさかまさか!本通和光にて行われます!!
実に15年の月日を経ての先生との再会...本当に運命を感じてます
詳細等はまたお知らせいたしますので興味がある方いらっしゃいましたら是非!見に来ていただきたいです。
私も今から再会に心躍らせ、そして緊張しているのです...
こんな私です!!皆様どうぞよろしくお願いいたします<m(__)m>

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これからWAKO WORKSHOPのいろいろなことを書いていきます。
お楽しみに!