【広島】パールネックレスの糸替え(修理)について。糸とワイヤーの違いとは? 2025-03-22

こんにちは!
広島で愛されて75年、宝石・ジュエリーのWAKOです。

 

さて、突然ですが、皆さまはパールネックレスの「糸替え」をされたことはありますか?

パールネックレスは定期的に糸替えをすることで、常に美しく安全に着用いただけます。

 

そこで今回は、意外と重要なパールネックレスの糸替えについてお話させていただきます。

 

 

パールネックレスは定期的な糸替えが必要です

パールネックレス

 

冠婚葬祭やフォーマルコーデの着こなしに役立つパールネックレス。

 

実は、パールネックレスは、ワイヤーで組まれているもの以外は定期的な糸替えが必要となります。

糸で組まれたパールネックレスは、肌になめらかに沿う美しい仕上がりが魅力です。

 

しかし、その美しさを保つためには、定期的な糸替えが欠かせないのです。

 

 

パールネックレスの糸替えをしないとどうなるの?

パールネックレスの糸替えをせずに何年も着用していると、どの様な不具合があるのでしょうか?

 

最悪の場合、「突然糸が切れる」という事故につながる可能性があります。

糸が切れてパールがバラバラになると、落下の衝撃でパールに傷が付いてしまいます。

また、ネックレスが切れた場所によっては、パールを紛失してしまう可能性も……。

 

このような事故を防ぐためにも、是非、パールネックレスは定期的に糸替えすることをおすすめ致します。

 

パールネックレスの糸が切れる原因は?

パールネックレスの糸が切れてしまう主な原因は経年劣化です。

パールネックレスは長年着用することで、パール同士をつないでいる糸が摩耗してしまいます。

 

近年、パールネックレスには様々な素材の糸が使われていますが、いずれの素材も、長年の着用により経年劣化がどうしても起こってしまいます。

 

パールネックレスの糸替えの目安は?

パールネックレス

 

パールネックレスの糸替えの目安期間は、前回の糸替え(またはご購入)からおよそ3年〜5年となります。

パール同士の隙間が広くなり、そこから糸が5ミリ以上〜パール1粒分程度見えてしまっていたら、糸替えのベストタイミング。

 

糸替えのタイミングを逃さないためにも、パールネックレスの着用後は糸の緩みについても毎回チェックしておくと安心です。

 

パールネックレスの糸替えに使う糸・ワイヤーについて

パール

 

パールネックレスに使われる糸の種類としては、以下の3種類があります。

 

・絹糸

・テトロン糸

・GPT

 

絹糸はいわゆる天然のシルク糸で、テトロン糸とGPTは化学繊維となります。

これらの他、ステンレスなどの金属が使われたワイヤーなどもございます。

 

昔ながらの「絹糸」

パールネックレスの糸として古くからある絹糸は、ミキモトパールや老舗ブランドなどで現在も伝統的に使われています。

広島和光でも、パールジュエリーの糸替えには絹糸とワイヤー(お選びいただけます)を採用しております。

 

絹糸で組まれたパールネックレスは伸縮性に優れており、デコルテラインの凹凸に沿って美しく着用できる点が魅力です。

しかし、絹糸は天然素材ゆえに経年劣化しやすく、3年~5年ほどで糸替えをする必要があります。

 

つい最近まで主流だった「テトロン糸」

伝統的に使われていた絹糸に代わり登場したのが、テトロン糸です。

テトロン糸は化学繊維を原料にしており、絹糸と比べて耐久性が向上し、切れにくい点が特徴です。

しかし、「絶対に切れない」というわけではなく、こちらも絹糸と同様に数年おきの定期的な糸替えが欠かせません。

 

丈夫さと美しさを兼ね備えた新素材「GPT」

テトロン糸に代わり数年前に登場したのが、新素材のGPTです。

GPTはテトロン糸とおなじ化学繊維を原料としていますが、その強度はなんとテトロン糸の約3倍!

しかし、GPTはまだ新しい素材のため、取り扱いのある店舗が限られています。

 

強度の高い「ワイヤー」

パールネックレスに使われるワイヤーは、工作用の針金とは異なるしなやかな質感が特徴です。

広島和光では、パールジュエリーの糸替えとして絹糸のほかワイヤーのお取り扱いもしております。

 

ステンレス素材のワイヤーは強度が高いため、一度糸替えをすれば5年~7年ほどご使用いただけます。

また、真珠同士が擦れて傷つかないよう、間にシリコン素材のクッションを入れてお仕立てすることが多いです。

 

パールネックレスの糸替えは自分でできる?

パールネックレス

パールネックレスの糸替えを自分でやるのは、あまりおすすめできません。

 

じつは、糸を使ってパールネックレスを組むには、非常に高い熟練の技術が必要となります。

そのため、糸を使用した糸替えは、プロのジュエリー職人に依頼されることをおすすめします。

また、ワイヤーを使用した糸替えには、パールジュエリー専用の特別なワイヤーが必要となります。

 

糸とワイヤー、どちらにおいても、熟練の職人がいる専門店で糸替えを依頼されることを強くおすすめ致します。

 

広島でパールネックレスの糸替えならWAKOへ

 

今回は、パールネックレスの糸替えについてご紹介させていただきました!

 

創業75周年を迎えた広島和光(WAKO WORKSHOP)では、ネックレスなどパールジュエリーの糸替えを承っております。

ジュエリー加工の国家資格である宝石技能士資格を持つ職人が、お客様の大切なパールネックレスの糸替えをはじめとする修理・修繕を担当いたします。

 

広島でジュエリーの修理・修繕でお困りでしたら、是非一度、広島和光にご相談ください!