【広島】石取れしたエタニティリングは直せる!修理の方法や価格を紹介 2025-07-17

こんにちは!
広島のジュエリー工房、WAKO WORKSHOPです。

 

皆さまは、「いつの間にか指輪の宝石が取れてしまっていた」という経験はありますでしょうか。

 

実のところ、宝石が取れた指輪の修理ご依頼は意外と多いのです。

中でも、ぐるりと宝石で囲まれたエタニティリングは要注意。

 

使われる宝石の数が多いため、石が外れてしまう確率もどうしても高くなってしまいます。

 

そこで本日は、宝石が取れたエタニティリングの修理についてご紹介します。

 

そもそもエタニティリングとは?

 

エタニティリングとは、アームの半周~一周にぐるりと宝石があしらわれたデザインの指輪です。

 

宝石が途切れることなく並んでいる様から、「永遠」を表すエタニティ(eternity)と名付けられています。

 

華やかな見た目から、ファッションリングや結婚指輪として非常に人気が高いデザインのひとつです。

 

エタニティリングとハーフエタニティの違い

エタニティリングとハーフエタニティリングの最も大きな違いは、宝石をあしらう範囲にあります。

 

エタニティリング(フル・エタニティ)は、指輪全体をぐるりと一周囲うように宝石があしらわれています。

 

一方のハーフエタニティリングは、指輪の半周~2/3の範囲のみに宝石があしらわれています。

 

そのため、ハーフエタニティリングには、宝石があしらわれない地金のみの部分がつくられています。

 

エタニティリングの石が取れる原因

 

着けているうちにエタニティリングの宝石が取れた、という経験がある方は意外と多いのではないでしょうか。

 

エタニティリングやハーフエタニティリングが石取れする原因としては、以下のようなケースが考えられます。

 

  • 指輪をぶつけてしまう

  • 石を留める爪の摩耗

  • 指輪のアームの歪み

 

それぞれ、詳しくみていきましょう。

 

指輪をぶつけてしまう

家具や扉など、硬い場所に手が当たって指輪をぶつけてしまう、というケースがあります。

 

また、指輪を重ねづけしていると、拍手などで指輪同士をぶつけてしまうことも。

 

どちらのケースも、指輪に強い衝撃が加わることで宝石を留める爪のパーツに折れや変形が生じ、石落ちの原因となります。

 

石を留める爪が摩耗する

宝石を留める爪が長年の着用により摩耗し、石取れの原因となってしまうケースも多いです。

 

宝石1粒あたりの爪の本数が少ないデザインの場合は、爪の摩耗により石落ちしやすくなります。

特に、結婚指輪など毎日着けるエタニティリングは要注意。

 

石落ちを防ぐためにも、専門店にて定期的にメンテナンスされることをおすすめします。

 

指輪のアームがゆがむ

意外と多いのが、エタニティリングのアーム部分のゆがみによって石が取れた、というケース。

 

バッグなど重たいものを持つことで、指輪のアーム部分が少しずつ変形することがあります。

 

アーム部分が歪み、宝石が嵌まっている穴が広がると、宝石がぐらついたり石が取れたりする原因となります。

 

エタニティリングの変形は普段使いで着けているとなかなか気付きにくいため、専門店による定期的なメンテナンスをおすすめいたします。

 

石が取れたエタニティリングの修理費用

 

石が取れたエタニティリングの修理費用は、取れた宝石が手もとにあるかどうかで大きく変わります。

 

外れた宝石が手もとにある場合

  • 修理費用相場:5,000円~

 

外れた宝石が手もとにある場合は、宝石が外れた原因(爪、アーム歪みなど)を修理した上で、お手持ちの宝石を再度留め直します。

 

外れた宝石を紛失した場合

  • 修理費用相場:12,000円~

 

宝石を紛失してしまった場合は、すでにあしらわれている宝石と同等グレードの宝石を新たに用意する必要があります(石合わせ)。

 

エタニティリングで1粒だけ宝石の質が異なると、修理した部分だけ浮いて見えるなど違和感を感じやすくなってしまうのです。

 

たとえばダイヤモンドの場合は、カラット数や4Cのグレードによって費用が大きく変わります。

 

石が取れたエタニティリングの修理方法

 

実際のところ、石が取れたエタニティリングはどのような工程で修理が行われているのでしょうか。

 

石が取れたエタニティリングは、主に以下のような流れに沿って修理を行っていきます。

 

  • エタニティリング全体の点検

  • 宝石の石合わせ

  • 宝石を留める爪の立て直し

  • 指輪のゆがみ修理

 

エタニティリング全体の点検

まずは、お持ち込みいただいたエタニティリングの状態を確認するため、指輪全体の点検を行います。

 

爪やアームの変形など石が取れた原因を突き止め、症状に合った最適な方法で修理します。

 

また、指輪に留まっている宝石に関しても、ゆるみ(石揺れ)が起きていないか点検します。

 

宝石の石合わせ

指輪から外れた宝石を紛失してしまった場合は、新たに宝石を用意する「石合わせ」の工程が加わります。

 

エタニティリングに留められている宝石と同じ種類・グレードの宝石をご用意します。

 

宝石を留める爪の立て直し

エタニティリングの宝石が取れた原因が爪の折れ・欠けや摩耗だった場合は、爪の立て直しを行います。

 

新たな爪と指輪を高熱で繋ぎ合わせ、宝石を留め直します。

 

指輪のゆがみ修理

エタニティリングの宝石が取れた原因が、指輪そのものの変形だった場合は、ゆがみ直しの修理を行います。

 

金属製の棒に変形したエタニティリングを通し、木槌で叩きながら円形に戻します。

 

石が取れたエタニティリングはお店で修理しましょう

 

今回は、宝石が取れたエタニティリングの修理についてご紹介いたしました。

 

石取れしてしまったエタニティリングは、専門店にお持ち込みいただくことで修理することができます。

 

広島の老舗ジュエラー・WAKOでは、店舗隣接の工房にてジュエリーの修理を承っております。

 

エタニティリングの石落ちでお悩みの方は、是非、広島ジュエリーブランドWAKO(宝石商 和光)へご相談ください。